自動車大手のVolkswagen（VW、ヴォルフスブルク）が昨年10月に発売した新型「Golf」の販売が低迷しているようだ。デュースブルク大学自動車リサーチセンター（CAR）のデータをもとに各種メディアが報じたところによると、11月と12月のGolfの独新車登録台数は計1万6,537台にとどまり、前年の2万368台から大きく後退。1995年以来の低水準となった。CARのフェルディナンド・ドゥーデンフェファー所長は市場低迷のほか、他社の競合モデルに比べ価格が高いことが響いているとの見方を示した。
\11～12月の新車登録の3分の2はVW自身とディーラー、レンタカー事業者が占め、消費者と企業はわずか6,119台にとどまった。これは高級車ブランドBMWのハッチバック車「1シリーズ」の1万112台、Mercedes「Aクラス」の6,243台を下回っており、状況は深刻だ。
\Golfの希望小売価格は最低1万6,000ユーロで、他の大衆車メーカーの競合モデル（現代自「i30」、Opel「Astra」、Ford「Focus」など）を約1,000ユーロ上回る。
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