自動車部品大手の墺Benteler(ザルツブルク)は23日、世界の従業員2万2,000人のうち1,800人を削減することを明らかにした。メディア報道を追認した格好。自動車業界の景気低迷を受けた措置と説明している。
\人員削減は管理、販売などの間接部門で実施、生産部門では見合わせる。経営上の理由による整理解雇は可能な限り回避する考えという。
\同社は車体、車台、エンジン用の部品を手がけている。2011年の売上高は前年比16%増の71億ユーロで、そのうち55億ユーロを自動車部品部門が占めた。最終利益は22%増の9,700万ユーロ。12年の業績はまだ発表していない。13年は最善でも12年水準にとどまると予想している。
\ドイツの従業員数は1万人とおよそ半分を占め、そのうち6,000人強はノルトライン・ヴェストファーレン州の拠点で勤務している。
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