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2013/1/30

企業情報

Siemens AG―10-12月期の純利益12%減少―

この記事の要約

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が23日発表した2012年10-12月期(第1四半期)決算の純利益は12億1,400万ユーロで、前年同期から12.2%減少した。Deutsche Bahn(DB)への高速鉄道ICEの […]

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が23日発表した2012年10-12月期(第1四半期)決算の純利益は12億1,400万ユーロで、前年同期から12.2%減少した。Deutsche Bahn(DB)への高速鉄道ICEの納入と北海海底送電線向けの納入遅延が響いた。営業利益は4.4%増の16億9,800万ユーロ。売上高は1.5%増の181億2,800万ユーロ、新規受注高は3.3%減の191億4,100万ユーロだった。

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エネルギー部門の売上高は62億8,500万ユーロで3%増加した。国外の発電所向け事業が好調で、営業利益は12%増の5億6,700万ユーロに拡大している。受注高は1%減の71億2,000万ユーロだった。

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ヘルスケア部門も好調で、売上高は3%増の32億5,200万ユーロに拡大。営業利益は38%増加した。受注高は横ばいの32億8,600万ユーロ。

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インダストリー部門は売上高が1%減の46億3,300万ユーロ、営業利益が10%減の5億ユーロと振るわなかった。景気後退の影響を受けた格好で、受注高も8%減の45億900万ユーロへと落ち込んだ。

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インフラ部門は売上高が2%増の41億4,100万ユーロに拡大したものの、営業利益は36%減の1億2,800万ユーロと大きく落ち込んだ。受注高は7%減の43億6,400万ユーロ。

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