パソコン周辺機器メーカーのLogitech（スイス・モルジュ）が23日発表した2012年10-12月期（第3四半期）決算の最終損益は1億9,494万米ドルの赤字となり、前年同期の黒字（5,533万ドル）から大幅に悪化した。タブレットPCの流行に乗り遅れたほか、09年に4億500万ドルで買収したビデオ会議システム子会社LifeSizeで2億1,100万ドルの減損を計上したことが響いた。営業損益も6,978万ドルの黒字から1億8,001万ドルの赤字へと転落した。
\売上高は14％減の6億1,450万ドル。タブレットPC向け周辺機器（119％増）とヘッドフォンなどのオーディオ周辺機器（1％増）は増収となったものの、他の事業はすべて減収となった。タブレットPC向け周辺機器向け事業の売上高は全体の6％にとどまっており、経営陣は今度、同事業を強化する意向だ。
\同社は決算発表で周辺事業の放出方針も明らかにした。リモコン、デジタル・ビデオ・セキュリティ事業については売却手続きをすでに開始。スピーカードック、ゲーム機用周辺機器事業からも撤退する。
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