トルコ政府が2017年に開港予定のイスタンブール新空港の運営権取得に、フランクフルト国際空港運営会社のフラポートが強い関心を示している。経済紙『ハンデルスブラット』が25日付で報じたもので、同社の広報担当者は「トルコ市場には大きな関心を持っている」と述べ、空港運営入札への参加に意欲を示した。
\トルコのユルドゥルム運輸相は23日、イスタンブール中心地の北西60キロの黒海沿岸地区に新たな空港を建設する計画を発表した。既存のアタチュルク国際空港の処理能力が限界に達していることを踏まえた措置で、政府は計6本の滑走路を持つ巨大空港の設置を決定した。旅客処理能力は年1億5,000万人。これは北京に設置予定の新空港の1億2,000万人を上回り、世界最大となる。
\空港運営入札にはアタチュルク国際空港などを運営する同国企業TAV Havalimanlariがシャルル・ド・ゴール国際空港運営会社と共同で応札するとの観測がある。このほか、現地のサバンジュ財閥、Larko、AIC、オランダの空港運営会社スキポールグループが関心を示しているようだ。
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