ドイツでイスラム過激派によるテロが発生する恐れが高まっているようだ。イスラム武装勢力の掃討に向けてマリに軍事介入したフランスを政府が輸送・装備面で支援しているためで、狂信的な単独犯や小グループが国内外にあるドイツの施設を標的にする懸念があるという。治安当局の極秘文書をもとに29日付『ビルト』紙が報じた。
\同紙によると、マリやリビア、シリア、ソマリアにあるテロリスト養成キャンプに向けてドイツから出国したイスラム過激派は昨年だけで約50人に上る。また、すでに養成キャンプでテロ技術を習得した過激派は100人おり、そのうちの半数以上はドイツに戻っているという。こうした過激派にはイスラム系移民のほか、イスラム教に改宗した市民も含まれている。
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