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2013/2/6

経済産業情報

乗用車新車登録3カ月連続減、1月-8.6%に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2013年1月の乗用車新車登録台数は前年同月比8.6%減の19万2,090台となり、3カ月連続で落ち込んだ。輸入車が16%減の5万4,600台と特に大きく後退、ドイツ車は5%減の1 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2013年1月の乗用車新車登録台数は前年同月比8.6%減の19万2,090台となり、3カ月連続で落ち込んだ。輸入車が16%減の5万4,600台と特に大きく後退、ドイツ車は5%減の13万7,500台だった。新車登録に占める個人の割合は33.9%で、前年同月の35.4%から1.5ポイント低下した。

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動力源別ではディーゼル車の割合が50.2%となり、初めてガソリン車(同48.2%)を抜いた。ハイブリッド車は1,768台、電気自動車は362台、天然ガス車は364台、液化ガス車は583台だった。

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部門別の販売台数をみると、中大型、大型、大型バンは30%以上減少した。一方、超小型は11.5%増加、オフロード車(同9.3%増)と今年の統計から新設されたSUV(6.0%増)も好調だった。

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ブランド別ではセアトの伸び率が最も大きく、26.5%増の5,133台に拡大。これにマツダ(17.1%増の2,899台)が続いた。

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ドイツ車はミニ(15.1%増の2,329台)とポルシェ(13.2%増の1,626台)、スマート(10.9%増の2,364台)、BMW(10.6%増の1万6,368台)が2ケタ増を確保。メルセデスも3.1%増の1万9,641台に拡大した。一方、アウディは0.3%減の1万4,947台とやや後退。大衆ブランドはオペルが5.9%減の1万2,780台、フォルクスワーゲン(VW)が13.3%減の4万3,358台、フォードが32.2%減の1万272台だった。

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マツダ以外の日本車は軒並み減少した。各ブランドの実績はスバルが3.9%減の623台、ホンダが13.9%減の1,079台、トヨタが17.9%減の4,155台、日産が29.6%減の3,125台、スズキが35.8%減の1,900台、三菱が43.4%減の1,194台、レクサスが62.8%減の94台。

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日本車以外の主な輸入ブランドではランドローバー(14.1%増の1,093台)、シュコダ(8.0%増の9,096台)、ダチア(5.7%増の3,199台)が増加。シボレー(1.2%減の1,392台)、起亜(3.4%減の3,920台)、フィアット(8.4%減の4,398台)、ルノー(9.5%減の6,543台)、ボルボ(12.1%減の2,068台)、現代(14.1%減の6,421台)、シトロエン(26.6%減の4,474台)、プジョー(29.2%減の3,547台)は減少した。

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一方、独自動車工業会(VDA)が同日発表した1月の国内乗用車生産台数は39万4,300台で、前年同月を11%下回った。輸出は8%減の31万700台に後退したものの、国外受注は4%増加し42カ月連続で拡大したという。

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