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2013/2/13

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業に底打ち感、12月受注0.8%増に

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が6日発表した2012年12月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を0.8%上回った。第4四半期を月別でみると11月は1.8%減となったものの、10月は3.8%増加。3カ月中2カ月 […]

ドイツ連邦経済省が6日発表した2012年12月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を0.8%上回った。第4四半期を月別でみると11月は1.8%減となったものの、10月は3.8%増加。3カ月中2カ月で拡大した。企業景況感指数の改善が続いていることもあり、同省は製造業の弱含み局面は終わりがみえてきたようだとの見方を示した。

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12月の製造業受注はドイツを除くユーロ圏が7.0%増えて全体をけん引。国内(1.2%減)とユーロ圏外(0.4%減)の不振を相殺した。受注総額を押し上げる大型受注の規模は平均よりも多かった。

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部門別では投資財が3.6%増と大きく伸びた。ユーロ圏が11.6%増加、国内とユーロ圏外もそれぞれ2.6%、0.9%拡大した。

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消費財は1.7%増で、内訳はユーロ圏7.0%増、ユーロ圏外7.0%増、国内4.8%減だった。

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中間財は3.6%減少した。ユーロ圏は1.1%増えたものの、ユーロ圏外と国内が各5.2%、4.7%落ち込んだ。

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大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、11~12月は前の期の9~10月を0.5%上回った。ユーロ圏と国内がそれぞれ5.4%、1.2%増加。ユーロ圏外は3.1%後退した。部門別では投資財が0.8%増、中間財が0.2%増、消費財が0.5%減だった。

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