Ifo経済研究所が6日発表した2013年第1四半期のユーロ圏景況感指数(2005年=100)は前期の81.7から95.1へと大幅上昇し、3四半期ぶりに改善した。現状判断指数は前期の98.9から95.1へと低下したものの、今後6カ月の見通しを示す期待指数が72.1から95.1へと23ポイント上昇。11年第2四半期以降の最高を記録した。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「水平線上に光が見えてきた」との見方を示した。
\期待指数はユーロ圏の全加盟国で改善しており、今後は景気の好転が期待できるという。現状判断についてはドイツとエストニアを除き満足できる状態にない。
\調査は国際商業会議所(ICC)の協力を得てIfoが四半期ごとに実施。今回はユーロ加盟17カ国のエコノミスト281人を対象に1月に実施したアンケート調査をもとに数値を算出した。
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