ドイツ連邦統計局が8日発表した2012年12月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比マイナス0.9%となり、4カ月連続で低下した。12年第4四半期は景気の谷に当たっており、それが反映された格好。国内売上が3.1%、ドイツを除くユーロ圏が1.1%の幅でそれぞれ落ち込み足を強く引っ張った。ユーロ圏外は3.5%増となり、4カ月ぶりに拡大へと転じた。
\主要部門では機械が3.8%増えた以外は軒並み減少した。減少幅は金属製造・加工で最も大きく4.9%を記録。情報処理・電子・光学機器(同4.0%)、化学(3.8%)、食品・飼料(3.6%)も大幅に落ち込んだ。
\2012年全体の製造業売上は前年比で0.9%減少した。ユーロ圏外は3.9%増加したものの、ユーロ圏が5.0%後退、国内も1.8%落ち込んだ。
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