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2013/2/13

経済産業情報

非接触型銀行カードに全面切り替え、貯蓄銀グループが15年末までに

この記事の要約

貯蓄銀行(Sparkasse)グループはドイツ北部のハノーバーで現在実施している非接触型ICカード決済の実証試験を年央までにラインマイン、ライン・ルール、ハンブルク地区にも拡大する。貯蓄銀行の頂点団体であるDSGVの広報 […]

貯蓄銀行(Sparkasse)グループはドイツ北部のハノーバーで現在実施している非接触型ICカード決済の実証試験を年央までにラインマイン、ライン・ルール、ハンブルク地区にも拡大する。貯蓄銀行の頂点団体であるDSGVの広報担当者が12日、AFP通信に明らかにしたもので、2015年末までには貯蓄銀行の全カード(4,500万枚)を非接触型に切り替える意向だ。同型カードの12年末時点の発行枚数は約800万枚。

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ラインマイン、ライン・ルール地区ではそれぞれ13の貯蓄銀行、ハンブルクでも計11の貯蓄銀行が実用試験を開始する。

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貯蓄銀行は信用協同組合(Volksbank)と共同で昨年4月からハノーバーで、非接触型銀行カードを利用した電子マネーシステム「Girogo」の実用試験を行っている。同カードを利用した支払い件数はこれまでのところ極めて少ないものの、貯蓄銀は時間がたてば利用が拡大すると予想。試験地域の拡大に踏み切る。

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