ルフトハンザ航空がマイレージのポイント価値を引き下げたのは違法として顧客が提訴していた係争で和解が成立したことが11日分かった。週刊誌『シュピーゲル』がオンライン版で報じ、両者が追認した。
\ルフトハンザは昨年初頭、マイルポイントの規定を顧客に不利な形で変更した。この結果、例えばドイツ~ニューヨーク間をビジネスクラスで往復するのに必要なポイントは従来の9,000から1万5,000へと増加。原告のケースではそれまでに集めたポイント88万7,000の価値が30%低下した。
\第1審のケルン地方裁判所は顧客への周知期間が1カ月と短かったことを問題視。信義義務に反するとして、原告勝訴を言い渡した。2審のケルン高等裁判所は逆転敗訴判決を下したものの、原告が最高裁に上告する姿勢を示したため、ルフトハンザが和解案を提示し合意が成立した。同社は今後、マイルポイントのルール変更に際し、実施3のカ月前までに顧客に通知する。
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