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2013/2/20

経済産業情報

アマゾンのブランドイメージに傷

この記事の要約

ネット通販世界最大手のアマゾンがドイツで強い批判を浴びている。物流センターで働く外国系の派遣社員に対し人権を侵害するような取り扱いをしていることがテレビのドキュメンタリー番組で暴露されたためで、同社のブランドイメージは著 […]

ネット通販世界最大手のアマゾンがドイツで強い批判を浴びている。物流センターで働く外国系の派遣社員に対し人権を侵害するような取り扱いをしていることがテレビのドキュメンタリー番組で暴露されたためで、同社のブランドイメージは著しく傷ついた格好だ。インターネット上には不買運動を呼びかける動きもあり、業績に影響が出る恐れもある。

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ドキュメンタリーは独中部のバート・ヘルスフェルトにあるアマゾンの物流センターを書き入れ時のクリスマスシーズン中に極秘取材したもので、公共放送ARDが先週放映。同社と契約する警備会社の社員が派遣社員を住み込み先の貸別荘で監視し、備品の盗難や損傷を調べる入室検査やいやがらせ、極右系の排外的な言葉を用いた侮蔑を行っている場面が撮影されている。

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アマゾンは当初、放映内容についてのコメントを一切、控えていたものの、世論や政治家の批判が高まったことを受けて方針転換。18日になって問題となった警備会社への委託契約を即時解除したことを明らかにした。

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