オフィス家具業界団体BSOが14日発表した独業界の2012年売上高は21億1,000万ユーロで、前年を1.0%下回った。上半期は前年同期を1.9%上回ったものの、景気減速を受けて企業が下半期に投資を抑制。年間トータルでマイナス成長となった。
\全体の28.9%を占める輸出は上半期に4.5%、下半期に5.1%の幅でそれぞれ落ち込んだ。ユーロ危機を受けて震源地の南欧諸国を中心に需要の減少が続いており、回復の見通しは立っていない。ただ、北欧、ロシア、中東では今後が期待できるという。
\国内売上は上半期に4.8%増加したものの、下半期は3.3%減少した。
\BSOによると、業界売上の減少は今年上半期も続く見通し。下半期からは回復してくる。過去の経験に照らすと、昨年3.1%減となった椅子の需要がまず初めに上向くという。
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