自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が22日発表した2012年12月期連結決算の最終利益は前期比38.5%増の218億8,400万ユーロとなり、昨年に引き続き過去最高を記録した。高級車メーカーPorscheを完全子会社化した効果が大きい。売上高も20.9%増の1,926億7,600万ユーロに拡大し、こちらも過去最高となった。
\営業利益は2.1%増の115億1,000万ユーロ。前期に記録した過去最高を上回ったものの、新しい生産システムへの投資がかさみ、小幅増にとどまった。
\今期は営業利益が横ばいにとどまる見通し。欧州市場の低迷が続くほか、世界経済の先行きが依然として不透明なためだ。販売台数と売上高については記録更新を見込む。
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