独連邦カルテル庁は20日、インターネット通販最大手のアマゾンが違法なカルテル行為を行っている容疑で調査を開始すると発表した。同社のマーケットプレイスに出店する事業者に対し、アマゾンでの販売価格以下で他のマーケットに出店することを禁じた約款を問題視しており、アマゾンの出店者2,400社に対しオンラインアンケート調査を実施する。プレスリリースによると、容疑が裏付けられた場合、アマゾンは同約款の削除を義務づけられる可能性がある。
\カルテル庁は同約款が他のマーケットプレイスでアマゾンよりも安く販売する自由を出店者から奪う結果、マーケットプレイス間の競争を阻害している可能性があるとみている。また、アマゾンがこうしたルールを持つことで新規事業者の市場参入が抑制されるため、同社は出店料を高く設定でき、そのコストが最終的に消費者に転嫁される恐れがあるとみている。
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