Volkswagen(VW)傘下の高級車メーカーAudi(インゴルシュタット)はSUVモデルの種類を大幅に拡充する。新興国を中心に需要が拡大しているためで、販売台数に占めるSUVの割合を2020年までに現在の4分の1から3分の1に引き上げる意向だ。ルパート・シュタートラー社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。
\AudiのSUVモデルは現在、「Q7」「Q5」「Q3」の3種類。今後はさらに「Q9」「Q8」「Q6」「Q4」「Q2」を投入する予定で、Q9はSUVのフラッグシップモデルとなる。
\ロシアでは現在、国内で販売される大型車の半分をSUVが占める。中国でも3台に1台がSUVで、新興国でのSUV需要は今後も拡大が予想されている。
\同社は競合のBMWに比べて出遅れている米国市場でもSUVで攻勢をかける計画。近く着工予定のメキシコ工場ではQ5を生産し、米国向けに出荷する予定だ。
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