Ifo経済研究所が24日発表した2013年5月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の104.4から105.7へと1.3ポイント上昇し、3カ月ぶりに改善した。事業の現状判断が好転したことが大きい。Ifoのカイ・カルステンゼン景気調査主任は「欧州の厳しい経済環境のなかでドイツの景気は底堅く推移している」との見方を示した。
\現状判断指数は前月の107.3から110.0へと2.7ポイント上昇し、3カ月ぶりに改善した。今後6カ月の事業見通しを示す期待指数は横ばいの101.6となったものの、指標となる100を5カ月連続で上回った。
\部門別でみると、製造業は現状判断が大幅に好転し、期待指数もやや増加した。小売と卸売業も現状判断と期待指数がともに上昇。小売業の現状判断は4カ月連続で改善した。建設業は現状判断指数がやや上昇したものの、期待指数が前月に引き続き落ち込み、全体でもやや悪化した。
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