ドイツの広告市場が低迷している。独広告産業中央連盟（ZAW）が23日発表した市場動向によると、新聞、テレビなどメディアの2012年の実質広告収は184億2,000万ユーロで、前年に比べ3.2％減少。テレビ、ラジオなどの非印刷媒体は成長を確保したものの、雑誌、広告郵便などの印刷媒体が軒並み後退したことが響いた。最も大きく伸びたのはオンライン広告で、初めて10億ユーロの大台に乗った。（表参照）
\媒体別広告収入はテレビが40億5,100万ユーロでトップ。内訳は民放が37億6,200万ユーロ、独公共放送連盟（ARD）が1億5,400万ユーロ、ドイツ第2テレビ（ZDF）が1億3,500万ユーロだった。2位以下は日刊紙（32億3,300ユーロ）、広告郵便・広告チラシ（28億6,400万ユーロ）が続く。
\オンライン広告は前年比9％増の10億7,900万ユーロに拡大した。2ケタ成長となった前々年（10年：12.7％増）、前年（11年：11％増）に比べると増加幅は鈍ったものの、6位の電話帳・住所録に迫る勢いをみせている。
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