2011年に子供が生まれた男性の27.3%(18万1,000人)が育児休暇手当を受給していたことが、連邦統計局が27日発表したデータで分かった。取得率は前年比2ポイント増で、過去最高を更新した。女性の取得率は95%と、男性を大幅に上回る。
\男性の取得率が最も高い州はバイエルンで35.8%に上った。これにザクセン(35.6%)、ベルリン(32.2%)が続く。最低はザールラント(17.5%)で、ノルトライン・ヴェストファーレンも20.2%と低かった。市町村別でみると、トップのイエナ市が47.2%に達したのに対し、最低のハーゲン市とゲルゼンキルヒェン市はそれぞれ約10%にとどまった。
\男性の77%は取得期間が2カ月未満と少なく、上限である12カ月の取得者は約7%に過ぎなかった。女性では12カ月の取得が9割を占める。男性の取得期間が短いのは一般的に女性よりも所得が高く、育休を長期取得すると世帯収入が大きく減少するためだ。
\育休手当ては育児休暇を取ったパートナーに1年間、国が手取り収入の67%、最高で月1,800ユーロを支給するというもの。夫婦が2人とも育児休暇を取る場合には、支給期間が計14カ月に延長される。
\11年の育休手当支給額は平均961ユーロ(月額)だった。男性は1,204ユーロで、女性の868ユーロよりも39%高い。
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