鉄鋼大手の独Salzgitterは1月29日、独同業Dillinger Hüttenwerkeとの合弁会社Europipe(ミュールハイム・アン・デア・ルール)が「サウス・ストリーム(ロシア産天然ガスの欧州向け輸出プロジェクト)」の運営事業者から大型受注を獲得したと発表した。サウス・ストリームの第1期オフショア(海底)工事向けに鋼管45万トンを供給する。
\サウス・ストリームはロシアの国営天然ガス大手Gazpromが主導するプロジェクトで、同国の天然ガスをパイプラインで中部・南東ヨーロッパに輸送する。黒海を通過する部分については海底に鋼管を敷設する計画で、2015年末の稼働を予定している。
\Europipe はSalzgitterとDillinger Hüttenwerkeが1991年に設立した折半出資の合弁会社。今回の受注により、設備稼働率は第2四半期から1年間、安定的に推移する見通しという。
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