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2014/3/26

総合 - ドイツ経済ニュース

2月生産者物価-0.9%に、7カ月連続で低下

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年2月の生産者物価指数は前年同月比0.9%減となり、7カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が2.6%下がり、全体が強く押し下げられた格好で、エネルギーを除いたベースでは […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年2月の生産者物価指数は前年同月比0.9%減となり、7カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が2.6%下がり、全体が強く押し下げられた格好で、エネルギーを除いたベースでは下げ幅が0.3%にとどまった。

エネルギーでは石油製品の価格が6.6%下落。灯油は暖冬の影響で10.1%減と大きく下がった。ガソリンと軽油はそれぞれ6.7%、6.3%低下。電力は3.0%減、天然ガスは2.7%減だった。

中間財も1.9%低下した。金属が5.9%下落、非鉄金属の下げ幅は11.0%に上った。粗鉄・鉄鋼・鉄合金は5.1%減だった。このほか、飼料・肥料・窒素化合物(11.0%減)、穀物(14.2%減)の低下率が大きかった。投資財と耐久消費財はそれぞれ0.5%、1.2%の幅で上昇している。

非耐久消費財は1.3%上昇した。食料品は1.0%増。上げ幅が大きかったのはバターで、15.8%に上った。じゃがいも加工品も6.7%高くなっている。砂糖は8.0%減で、食肉(家禽を除く)とコーヒーも各4.9%、4.5%下がった。

生産者物価は前月比では横ばいを保った。