ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年7月の生産者物価指数は前年同月比0.8%減となり、12カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が3.2%低下したことが最大の押し下げ要因。エネルギーを除いたベースでは0.1%上昇し、11カ月ぶりに上向いた。
エネルギーの価格は電力が8.7%、石油製品が3.4%の幅でそれぞれ低下。天然ガスは国内産で17.1%下落した。
中間財は0.5%低下した。下げ幅が大きかったのは穀物粉と飼料で、それぞれ14.3%、8.5%に達した。金属はマイナス0.7%だった。
投資財と耐久消費財はそれぞれ0.5%、1.4%上昇した。
非耐久消費財は0.6%上がった。食料品は0.4%上昇。上げ幅はチーズ・凝乳(6.2%)、コーヒー(4.1%)で大きかった。バターと砂糖は各13.3%、12.9%下落した。
7月の生産者物価は前月比では0.1%低下し、2カ月ぶりに後退した。エネルギーはマイナス0.6%で、エネルギーを除いたベースでは0.1%上昇した。