独不動産金融会社デュッセルドルファー・ヒポテーケンバンク(略:デュッセルヒプ)は25日、親会社である米投資大手の米ローンスターが同社を英投資会社アテスター・キャピタルと独事業家パトリック・ベットシャイダーからなるコンソーシアムに完全売却したと発表した。取引金額は非公開。ローンスターは昨年末に独不動産金融のコーリアルクレジットも売却しており、手元に残る独金融子会社はIKBドイツ産業銀行だけとなった。
デュッセルヒプは世界的な金融危機で経営が悪化。独銀行協会(BdB)の預金保護基金の手を経てローンスターが2010年に取得した。ローンスターの下で経営再建を行っており、2013年に黒字転換を果たした。