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2014/10/29

経済産業情報

鉄道業界売上、上期は18%増に

この記事の要約

独鉄道設備業界団体VDBがこのほど発表した独業界の2014年上半期の売上高は52億ユーロで、前年同期を18%上回った。比較対象の13年上半期は売上水準が低く、その反動が出た格好。国外売上が37%増えて、全体を強く押し上げ […]

独鉄道設備業界団体VDBがこのほど発表した独業界の2014年上半期の売上高は52億ユーロで、前年同期を18%上回った。比較対象の13年上半期は売上水準が低く、その反動が出た格好。国外売上が37%増えて、全体を強く押し上げた。

部門別では車両・機関車(部品を含む)が好調で、国外売上高は50%増の21億ユーロに拡大。国内も約12%増の19億ユーロに上った。レールやポイントなどの鉄道インフラ設備は国内外の合計が12億ユーロで、約8%減少している。

上半期の新規受注高は56億ユーロで、売上高を上回ったものの、過去最高となった前年同期を約37%下回った。国内と国外はそれぞれ28億ユーロだった。インフラ設備は国外が16億ユーロに達したのに対し国内は8億ユーロにとどまっており、VDBは国内鉄道インフラが老朽化していると指摘。同インフラを適正に保つためには年42億ユーロの投資が必要だとして、政府に予算の拡大を求めた。