フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、採用基準が厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最上位のDAXに次ぐ株価指数であるMDAXにはバイエルから法的に分離・独立し10月に新規株式公開(IPO)を実施したコベストロ(樹脂)と、広告大手シュトレーアーが採用。トラック大手MANとケーブルテレビ大手カーベル・ドイチュラントはプライム・スタンダードの採用基準を満たさなくなったため、除外された。21日付で入れ替えを行う。
MDAXに下位に位置する指数であるSDAXにはオンラインマーケットプレイス大手のスカウト24、軸受大手シェフラー、業務用不動産大手WCM、金融サービス大手ヒポポートが採用され、アパレル大手トムテイラー、中堅機械製造のゲスコ、中堅自動車部品メーカーのSHWは対象から外された。
ハイテク企業を対象とする指数であるTecDAXには半導体ウエハー製造のシルトロニックが採用され、機械製造のマンツは除外された。
DAXでは入れ替えが行われない。