メディジーン―がん免疫治療事業を大幅強化―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は12月18日、がん免疫治療事業の大幅強化方針を明らかにした。その一環で乳がん治療薬「Endotag」の権利を台湾の提携先企業Syncoreに譲渡。売却益を同事業の強化に充てる。

Endotagは治験の第2段階であるフェーズ2が終了しており、両社は2013年時点で治験の最終段階に当たるフェーズ3を世界規模で実施することを取り決めていた。メディジーンはすでに受け取った契約一時金のほか、今回の取り決めにより500万ユーロを取得。また開発・認可の進捗に応じたマイルストーン(目標達成報奨金)と、上市後の売り上げの一定比率を獲得する。

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