就労者数が過去最高を更新、4300万人に

ドイツ連邦統計局が4日発表した2015年の就労者数は前年比0.8%増の4,303万2,000人となり、これまでに引き続き過去最高を更新した。増加は10年連続。経済の好調を背景に国内の就労者と国外からの移民労働者がともに増えて、少子高齢化のマイナス効果が相殺されている。

業界別でみると、サービス業が1.1%増の3,188万6,000人となり全体をけん引。企業向けサービスでは伸び率が2.6%に上った。製造業(建設を除く)も0.2%増の808万人とわずかながら拡大した。建設業は0.5%減の243万1,000人となり、7年ぶりに後退。農林水産業も2.5%減の63万5,000人へと落ち込んだ。

就労人口の業界別割合をみると、サービスは74.1%と全体の約4分の3を占めた。これに製造が18.8%で続き、建設と農林水産はそれぞれ5.6%、1.5%にとどまった(グラフを参照)。