自動車大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、カーシェアリング事業に参入すると発表した。米本国のほか、ドイツで展開。モビリティサービスで先行する競合の独ダイムラー、BMWを追撃する。
「メイヴェン(Maven)」というブランド名でカーシェア事業を展開。ドイツではフランクフルトとベルリンで立ち上げる。投入する車両数は当初、少なくとどめる。
ダイムラーとBMWはカーシェア事業をそれぞれ数年前から「カー2ゴー」、「ドライブナウ」のブランド名で展開。ダイムラーは情報通信技術を利用して相乗りサービス、公共交通機関など様々な交通手段を組み合わせた移動サービス、タクシー配車サービスも提供している。
モビリティサービスで後発組のGMは最近、追撃を開始。今月4日には配車サービスの米リフト(Lyft)と戦略提携した。オンデマンド自動運転車のネットワークを共同開発する意向だ。