電気製品製造の独テヒニザット・デジタル(ダウン)は1月29日、カーオーディオ部門テヒニザット・オートモティブを中国の自動車用電子部品メーカー寧波均勝電子(Ningbo Joyson Electronic)と同独子会社プレー(Preh)に完全売却することで合意した。経営資源を民政家電分野に絞り込む考え。取引金額は公表しないことで合意した。
テヒニザット・オートモティブはカーラジオとラジオナビゲーションシステムを製造し、フォルクスワーゲン(VW)やセアトに納入している。2015年売上高は4億5,000万ユーロ。独東部のドレスデン、米サン・カルロス、上海の3カ所に開発拠点、独テューリンゲン州とポーランドに工場、ダウンに事業拠点を持つ。
寧波均勝電子とプレーはテヒニザット・オートモティブの資本をそれぞれ50%取得したうえで、テヒニザット・オートモティブの社名をプレー・テヒニザット・カー・コネクトに変更する予定。従業員1,200人全員を継続雇用する。