アルコール飲料製造大手の仏ペルノ・リカール(パリ)は1月29日、西南ドイツの蒸留酒メーカー、ブラック・フォレスト・ディスティラーズの過半数資本を獲得することで合意したと発表した。出資比率と買収金額は明らかにしていない。取引の成立には独禁当局の承認が必要。
ブラック・フォレスト・ディスティラーズは黒い森地方の小村ロスブルクに拠点を構える蒸留酒メーカーで、47種類のボタニカルを用いた「モンキー47」という高級ジンを製造している。ペルノ・リカールはジンの人気が高まっていることを受けて今回の買収に踏み切った。モンキー47を世界的なブランドに発展させる考えだ。同ジンは世界的なワイン批評家であるロバート・パーカー氏から高い評価を受けている。