照明大手の独オスラム(ミュンヘン)が3日発表した2015年10-12月期(第1四半期)の純損益は3億3,730万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(4,150万ユーロ)から大幅に改善した。中国同業の佛山電器照明(Felco)の株式13.5%を売却したことで、利益水準が2億6,800万ユーロ押し上げられたことが大きい。前年同期は組織再編コストを計上しており、その反動も出た格好。
売上高は14億7,690万ユーロで、前年同期を6.0%上回った。自動車向けの需要に支えられ、発光ダイオードと特殊照明事業が好調だった。売上に占める発光ダイオードの割合は前年同期の39%から46%へと上昇した。
営業利益(EBITDA、調整済み)は15.9%増の1億7,500万ユーロに拡大。売上高営業利益率は前年同期の10.8%から11.8%へと高まった。前期は同9.5%だった。