スポーツ用品大手の独アディダス(ヘアツォーゲンアウラハ)は11日、2015年12月期の売上高が為替の影響を除いた実質ベースで10%増加したと発表した。西欧、中国、ラテンアメリカ、中東・アフリカ・アジア(MEAA)で2ケタ台の伸びを記録。西欧は16%増の169億ユーロに拡大した。昨年11月時点では1ケタ台の伸び率を提示していた。
事業とのれん代の減損損失を除いた継続事業ベースの純利益も12%増の7億2,000万ユーロと好調で、増益幅は11月の予想(6%)の2倍に達した。
同社はブランド強化に向けた投資額を15年12月期に20%以上、増やしており、16年12月期も売上高と営業利益で2ケタ台の成長を見込んでいる。売上高営業利益率は最低でも横ばいを保つとの予想だ。