フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、採用基準が厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最大手企業30社を対象とする株価指数DAXには放送大手プロジーベンザット1メディアが昇格。カリ大手K+Sはワンランク下のMDAXに降格となる。入れ替えは21日付で行われる。
MDAXにはオランダに本社を置く南ア系のシュタインホフ・インターナショナル(家具)とアルストリア・オフィス・リート(不動産)が昇格。鉄鋼商社クレックナーと自動車部品のエルリングクリンガーは下位のSDAXへと引き下げられる。
SDAXには洗車装置製造のウォッシュ・テック、金融サービスのヴュステンロート・ウント・ヴュルテンベルギッシェ、海運大手ハパックロイドの3社が昇格し、MLP(金融サービス)、ジクスト・リーシング(自動車リース)、ホルンバッハ・バウマルクト(ホームセンター)は対象外となる。
ハイテク企業を対象とする指数であるTecDAXには3DプリンターのSLMソリューションズとフォトマスク装置などを手がけるズース マイクロテックが新規採用され、ICTサービスのQSCとプリント基板加工装置のLPKFレーザー・アンド・エレクトロニクスは対象から外される。