ドイツ連邦統計局が9日発表した2016年1月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%増となり、2カ月連続で上昇した。国内が2.2%増えて全体をけん引。ユーロ圏外も0.5%伸びた。ユーロ圏(ドイツを除く)は0.8%減となり、3カ月ぶりに落ち込んだ。
主要部門のなかでは金属製品の増加率が最も大きく4.5%に上った。これに機械(4.3%)、金属製造・加工(3.9%)が続く。自動車・自動車部品は2.2%。化学は石油価格急落の影響で4.4%減と大幅に低下した。
1月の製造業売上(物価・営業日数調整値)は前年同月比では1.5%増加した。ユーロ圏が3.9%拡大。国内も1.8%伸びた。ユーロ圏外は0.6%減となり、3カ月連続で落ち込んだ。