鉄道レールカルテルでフォスローに制裁金

国内の地域・産業鉄道会社などに販売するレールとポイント、枕木の分野で鉄道設備メーカーが違法なカルテルを結んでいた問題でドイツ連邦カルテル庁は10日、カルテルに参加していたフォスローの子会社フォスロー・レイス(Vossloh Laeis)に対し制裁金およそ350万ユーロの支払いを命じたと発表した。同カルテルに参加していた他の8社に対しては総額9,764万ユーロの制裁金支払いがすでに命じられており、フォスロー・レイスに対する今回の命令により同カルテルの行政手続きはすべて終了したことになる。

9社は地域鉄道会社や産業用鉄道会社、建設会社が実施する入札やプロジェクトで価格などを事前に取り決め、受注を分け合っていた。このうちフォスロー・レイスを除く8社は和解手続きに応じたため、カルテル庁は2013年7月、行政手続きを終了した。

フォスロー・レイスはボーナスルールの枠内で調査に協力したため、制裁額の減額措置を受けた。

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