流通大手メトロのハイパーマーケット子会社レアル(デュッセルドルフ)は3月31日、電子商店街の運営事業者ヒットマイスターを買収すると発表した。インターネット販売分野の技術、ノウハウを取得。数年前から取り組みマルチチャンネル事業の強化を推し進める。買収金額は明らかにしていない。
ヒットマイスターは2007年の設立で、ケルンに本社を置く。出店事業者数は5,000強で、取扱商品の種類は1,000万を超える。顧客数は250万人。昨年は4,500万ユーロを売り上げた。今年は損益分岐点を初めて確保できる見通しという。
レアルは今後、国内およそ300カ所の実店舗とネット販売を柔軟に組み合わせて顧客ニーズを取り込んでいく考えだ。