ルフトハンザ―コスト削減など奏功、1-3月期赤字幅縮小―

航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)が3日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の営業損益(EBIT、調整済み)は5,300万ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前年同期の1億6,700万ユーロから68.3%縮小した。燃料コスト低下のほか、コスト削減が奏功した格好。第1四半期は旅行需要が低迷するため、赤字を計上することが多い。

売上高は69億1,600万ユーロで、前年同期を0.8%下回った。乗客数は3.6%増えたものの、旅客・貨物輸送の両分野で値下げ圧力が強まったことが響いた。

純損益は800万ユーロの赤字で、前年同期の黒字(4億2,500万ユーロ)から悪化した。比較対象の15年1-3月期は米ジェットブルー航空株の売却で水準が押し上げられていたという事情がある。

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