独機械受注3月は18%増加、大型受注の効果で

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の3月の新規受注高は前年同月比で実質18%増と大きく伸びた。増加は2カ月連続。ユーロ圏外からの大型受注の急増で水準が押し上げられた格好で、VDMAは「景気の基調は依然として弱い」との見方を示した。

国外受注は29%増加した。ユーロ圏外が37%拡大、ユーロ圏(国内を除く)は2%増だった。ユーロ圏外は大型受注を除くと小幅な伸びにとどまるという。国内受注は4%落ち込んだ。

特殊要因による受注水準のブレが小さい3カ月単位の数値をみると、1~3月は前年同期を実質5%上回った。国外が7%増加。国内は横ばいだった。

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