米半導体製造装置2社の合併を独当局が承認

ドイツ連邦カルテル庁は2日、米半導体大手のラムリサーチとKLAテンコールの合併計画を無条件で承認すると発表した。両社は製品の種類が異なるほか、顧客の半導体メーカーは事業規模が極めて大きいことから、2社が合併しても市場競争が阻害される懸念は小さいと判断した。

両社は昨年10月に合併計画を発表した。合併はラムリサーチがKLAテンコールを買収する形で実施する。

両社はドイツでの売り上げが大きいことから、連邦カルテル庁が独禁審査を行っていた。すでにイスラエル、アイルランド、台湾当局は合併計画を承認済み。現在審査を行っている米国と日本、韓国、中国がゴーサインを出せば合併は実現する。

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