クーカ―2ケタ台の減収に―

産業用ロボット大手のクーカ(アウグスブルク)が4日発表した2016年1-3月期決算の売上高は前年同期比12.6%減の6億2,910万ユーロと大きく落ち込んだ。子会社HLSエンジニアリング・グループの売却のほか、顧客企業が大型発注を先送りしていることが響いた。新規受注高は0.3%増の7億4,650万ユーロと小幅な伸びにとどまったものの、過去最高を更新した。

営業利益(EBIT)は3,140万ユーロで、11.7%増加。売上高営業利益率は前年同期の3.9%から5.0%へと上昇した。純利益は36.6%増の2,090万ユーロだった。

16年12月期は売上高がやや増加し30億ユーロを超える見通し。産業向けと自動車業界向けがともに増収となるとみている。地域では中国と北米で増えるとの見方だ。

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