ドイツのヨアヒム・ガウク大統領は6日、来年2月に行われる次期大統領選挙に出馬しないことを明らかにした。現在76歳と高齢であるため、次期任期をしっかり全うできない恐れがあると判断。与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)、社会民主党(SPD)および野党・緑の党は支持の意向を示しており、出馬すれば当選は確実とみられていたが、2選を目指さないことを決めた。
ガウク大統領は旧東ドイツの人権活動家。クリスティアン・ヴルフ前大統領が2012年2月に中途辞任したことを受けて、同3月に選出された。再選されると任期満了時の年齢が82歳と高く、激務をこなせない懸念があった。