シーメンス―日本で風力発電プロジェクト受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、電源開発と北拓が出資するジェイウインドせたなから初の受注を獲得したと発表した。北海道せたな町に建設予定の「せたな大里ウインドファーム」向けで、風力発電機を納入するほか、建設、試運転立ち上げ、保守メンテナンスを引き受ける。取引金額は明らかにしていない。

出力3.2メガワット(MW)のダイレクト・ドライブ風車「D3プラットフォーム」16基を納入する。合計出力は50MW。2018年中の商業運転開始を目指す。

ダイレクト・ドライブはギアボックスをなくし、永久磁石発電機を使用するタイプの風車。従来製品に比べて複雑な部品が少なく、メンテナンス効率が高まる。

シーメンスは1999年以降、日本で計約200MWの風力タービンを供給してきた実績を持つ。

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