ゾンネン―GEが出資―

太陽光発電向けの蓄電池を製造する独ゾンネン(旧ゾンネンバッテリー、本社ヴィルトポルツリード)は6日、米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のベンチャーキャピタル子会社などから出資を受けると発表した。新たに1,000万ユーロのケタ台の資金を獲得。成長を加速させる考えだ。

ゾンネンは従業員数が200人、売上高が2,600万ユーロと事業規模は小さい。電池セルも内製していないが、独自開発のソフトウエアに自信を持つ。

同社の事業モデルは同ソフトを用いて◇太陽光発電システムと蓄電池をともに持つ世帯をネットワーク化する◇過剰な電力を持つ世帯から電力が不足する世帯へと電力を融通する――というもので、販売手数料がかからないため、電力価格は市価を大幅に下回る。顧客数は現在1万強で、今年はこれを倍増させる計画だ。

GEはゾンネンの事業モデルが電力市場を大きく変える可能性があるとみて、資本参加を決めた。

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