音声ファイル共有サービスの独サウンドクラウド(ベルリン)にSNS大手の米ツイッターが資本参加した。ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が14日明らかにした。出資額などの詳細は公表していない。メディア報道によると、サウンドトラックは複数の投資家から投資資金およそ1億ドルを調達。そのうち約7,000万ドルをツイッターが引き受けた。
サウンドクラウドは2007年の設立。プロのミュージシャンを含む登録ユーザーは音楽その他の音声データを投稿・共有できる。ユーザー数は1億7,500万人。
メディア報道によると、ツイッターは2年前、サウンドクラウド買収を検討したが、見送った。サウンドクラウドの事業に著作権侵害の懸念があったためだ。だが、サウンドトラックがその後、音楽大手とライセンス契約を結び懸念が解消されたことから今回、出資に踏み切ったとみられる。
サウンドクラウドは赤字経営が続いているもよう。投資家から得た資金を活用して事業再編を加速すると目されている。