西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州政府は7日、自動運転の実現に向けた試験プロジェクトをカールスルーエ、および隣接するブルッフザール市で実施することを決定した。信号や標識にセンサー、ネットワーク機器を設置して試験インフラを整備したうえで、来年からプロジェクトを開始する。
市街地で安全な自動運転を実現することがプロジェクトの目的。このため試験は歩行者や自転車、バス、市電、一般車両などが通行する状況下で行われる。夕暮れ時に適切に画像認識が行われるかも試験する見通しだ。
プロジェクトには両市のほか、カールスルーエ工科大学(KIT)、カールスルーエ工科経済大学、フラウンホーファー・オプトエレクトロニクス・システム技術・画像処理研究所(IOSB)が参加。KITの情報技術研究センター(FZI)が主導的な役割を演じる。