高齢世帯の新車保有率は生産年齢人口世帯に比べて高いことが、連邦統計局が12日公開したパンフレット「ドイツとEUの高齢者」で分かった。それによると、主たる生計者が65歳以上の世帯では同保有率が昨年42%に達し、同18~64歳の世帯(32%)を10ポイント上回った。高齢世帯の購買力の高さが反映された格好。電動アシスト付自転車でも高齢世帯の普及率は高く、移動手段への投資額が大きいことが分かる。(表を参照)
一方、娯楽家電では高齢世帯の普及率が低く、ブルーレイ機器では18~64歳の21%に対し7%にとどまった。コンピューターでも18~64歳が94%、高齢世帯が72%と開きが大きい。ただ、高齢世帯の同普及率は2011年の56%から16ポイント上昇しており、数値は急速に高まっている。