医薬品添付文書のデジタル化プロジェクト始動

医薬品の添付文書をスマートフォンやパソコンでいつでも閲覧できるようにするためのデジタル化プロジェクトが今月、スタートした。製品に添付された説明書を患者がなくすようなことがあっても医薬品の情報を確実に入手できるようにし、服用・使用の安全性を高めることが狙い。医薬品業界団体のほか、製薬会社十数社、薬局、患者、当局が参加している。プロジェクトの期間は2年間。

まずはデジタル化の実現に必要となるITインフラの標準を策定。実用性があるかや使い勝手がいいかなどを検証していく。

紙の添付文書に対するデジタル文書のメリットとして◇情報が常に最新のものに更新される◇文字を患者各人に適したサイズに調整できる◇紛失の心配がない――が挙げられている。