コベストロ―販売予測引き上げ―

化学大手の独コベストロ(旧バイエル・マテリアルサイエンス)は26日の決算発表で2016年12月期の販売量予測を引き上げた。第2四半期までの業績が好調なためで、従来予測の「1ケタ台半ばの伸び」から「1ケタ台半ば~後半の伸び」へと上方修正した。

16年第2四半期(4~6月)の営業利益(EBIT、調整済み)は5億4,200万ユーロで、前年同期を8.8%上回った。米中の自動車産業やアジアの電機産業向け販売が好調で、ポリカーボネートとポリウレタンの販売が大幅に伸びたことが大きい。中核事業の販売量は7.7%増加した。純利益は2億3,000万ユーロで、51.3%拡大した。

売上高は6.9%減の29億9,000万ユーロに後退した。出荷価格が平均8.7%低下したことが響いた。

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