ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月28日発表した同月の失業者数は266万1,000人となり、前月を4万7,000人上回った。7月は職業訓練の修了者や新卒者の多くが失業登録することから例年、失業者が増加する。季節要因を加味した実質では7,000人減少しており、BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は「7月の労働市場は堅調に推移した」との見方を示した。失業率(名目)は6.0%で、前月から0.1ポイント上昇した。
国際労働機関(ILO)基準の6月の失業者数は180万人で、失業率は4.2%だった。
7月の求人件数は67万4,000件で、前年同月を8万5,000件上回り、季節要因を加味した前月比でも3,000件増加した。求人指数BA-Xは1ポイント上昇し217となった。